訪問先でよく質問があるのは、食事のことです。
何を食べたらダメですか?と言われます。
ネットなどでいろいろと情報が載っているので、戸惑われることが多いですよね。
基本的にこれを食べてはいけないというものはありません。
一番のご心配は、乳腺炎になるのではないか・・・ということですが、乳腺炎は食事だけの原因で起こるのではないと思います。
授乳間隔やストレス、冷え、睡眠不足、お子さんの飲み方など、いろんな要素が関連しています。
人によっては、これを食べたら詰まった!など、体験的にもあるようです。
ですが、ビクビクしながらお食事をしていては、楽しくないですし、考える方がストレスになる方もおられるかと思います。
お食事は一つのものに偏らず、バランスよく召し上がるのが一番ですね。
認定者の先生方は、「和食がいいよ」とおすすめされることが多いと思います。一般的に言われる健康的なお食事として、日本食が世界でも注目されていますね。昔ながらの日本食が私たちの身体に合い、バランスの良いお食事となるのではないでしょうか。
桶谷先生は、食事に関して「旬のものを少量ずつね」とお話されていました。
それは、お母さまの食生活が、そのままお子さんの食生活になっていくということが含まれています。
妊娠中、授乳中の食事をバランスのいいものに整えていく習慣をつけていくと、それが離乳食につながり、そしてその子の一生の味、食習慣になっていくのです。
母の味を感じ、みんなで食卓を囲むことは、お子さんにとって、ご家族にとって、食事は温かく幸せなことだと感じてもらえる所ではないでしょうか。