みなさま こんにちは
3月も差し迫り、卒乳・断乳をお考えの方もいらっしゃるかと思います。
この時期は、お仕事復帰前などで、ご相談にいらっしゃる方も増えてきます。
卒乳までの道のりは、これまで、どのような母乳育児をされているかによっても変わってきますよね。
どうしても子どもが泣いちゃって。。。という方や、あっさり子どもから辞めました。という方など、母と子の数だけ、色々な断乳・卒乳があるかと思います。
そして、どれも良い悪いはなく、その親子のあり方です。
断乳した先には、今までおっぱいで片付けられていた事が、
お話し合いや、スキンシップ、様々な関わりに形を変え、その後もずっと続いていくことをいつもお母さんと赤ちゃんに教えて頂きます。
今まで母と子が一体だったのが、これからは一人の人として自立していく、その小さな一歩をお母さんが応援するわけです。
時には「おっぱいが終わるとママまでいなくなったような気になる。」そんな心情のお子さんもいらっしゃるようです。
「どこにも行かないよ。ずっとそばにいるから、安心しておっぱい止めていいんだよ。」と、そんな気持ちで送り出してあげられると、お子さんも安心するのではないでしょうか。
授乳を予定より早く辞めてしまう状況に置かれている方は、切なさや、悲しみ、時には罪悪感などもお持ちの方もいらっしゃいます。
どの時期で止めても、お母さん方は「もう少し上げた方が良かったかな。」と思う気持ちは多少なりとも持っているとお伺いすることがあります。
それは、母性がしっかり働いている証拠です。ですが、決して悪いことではありません。
お子さんに授乳以外でも関わることは、たくさんあると思います。
お母さんが笑顔で元気でいられる事。
それはお子さんに対して「生まれてきて良かったんだよ。ありがとう。守ってあげるからね。」というメッセージです。
謝る必要もありませんし、しっかり抱きしめてあげて下さい。
また、なかなか離れられず困っている方は、まずは、「おっぱいは食事」という点に戻って関わっていきましょう。
泣いた時はすぐおっぱいという生活から、徐々にリズムをつけていくのはいかがでしょうか。
特に寝る前の授乳を整えていくことが有効のようです。
寝る前の授乳をしながら、力が抜けたら、口からおっぱいを離す。
また欲しがるなら、咥えさせて、数十秒落ち着くまで飲ませて、力が抜けてきたら、また外して。。。。
の繰り返しをするうちに、どんどん外しやすくなってきます。
お子さんにもよりますが、数日それに付き合ってあげると、寝る前の儀式がおっぱいを咥えるしかなかったのが、少しずつ変化していくかと思います。
お母さんの根気と忍耐が求められますが、「ご飯で大きくなれると思うよ」と、
信じて背中を押してあげることが、お子さんの気持ちの軸になり、一歩を進むことができるようになると思います。
その後のお子さんの様子などもよく観察してあげて下さいね。
何事もないようで、健気に頑張っている最中ではないでしょうか。
2歳まで母乳を上げたい!という方ももちろんいらっしゃると思います。
それはそれで、素晴らしいことです。
止めにくくなるのではないかと心配される方もいらっっしゃいますが、大丈夫です。
安心して授乳してください。
コツは、生活リズムをしっかり整えてあげることに加えて、授乳を組み込んでいくとよいかと思います。
朝起きる時間、夜寝る時間、お風呂の時間など、生活リズムでお子さんの体内い時計は整い、心と体は成長していくと言います。
ご心配なことはいつでも伺いますので、ご相談下さい。
大事な思い出の1ページになりますように。。。