サブタイトル
あかちゃんとお母さんのための桶谷式母乳育児相談
診療説明
ご出産おめでとうございます!
入院中、退院後の乳房マッサージや授乳指導。
また、
・あかちゃんの体重増加やミルク量
・直接授乳ができない
・乳房が腫れて痛い
・断乳
等、授乳期に関するご相談を承っております。
早めに対応させて頂くことで、改善の一助となればと思いますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
2017年8月15日火曜日
産後直後の母乳分泌
皆さま この夏は雨が続いていますね。
体調も崩しやすい時ですので、お互いさま体調管理に気を付けていきましょう。
さて、今回は入院中のお話、赤ちゃんが生まれてからの1週間について
書いてみたいと思います。
待望の赤ちゃんが生まれた後、幸せな瞬間がやってきますね。
そして、頑張った疲労感や達成感、色々な感情で満たされている時、お母さんと赤ちゃんを繋いていた胎盤が身体の外に出てきます。
その胎盤こそ、母乳の分泌を抑えていたものなのです。
実は、母乳を作るホルモンは、出産が終わるとゆっくりと下がっていきますが、授乳で赤ちゃんが吸ってくれる刺激により、一時的に上昇するのです。
つまり、出産後すぐから赤ちゃんが吸ってくれることが、母乳を出すホルモンを保つ秘訣です。
その刺激が、適切な方法で確実に行われることで、母乳は出る仕組みになっているのです。
赤ちゃんが母乳を吸う刺激がないと、産んでからたったの1週間で妊娠前のホルモン値まで下がってしまうそうです。
なのでもし、何かの理由でお母さんの元から赤ちゃんが離れてしまった場合、お母さんは搾乳をする必要があります。
それも、1日1回ではなく、3時間毎、赤ちゃんが母乳を吸うペースで搾乳をすることがとても大切なのです。
「母乳がまだ出てないので出るようになったら吸わせます」という方もいますが、それは逆のことで、搾る刺激、吸ってもらう刺激があるから、母乳は分泌するようになるのです。
病院によっては夜間赤ちゃんを預かって下さる所もありますが、母乳で育てたいご希望がある方は、可能なかぎり病院スタッフさんに夜間も起こしてもらって授乳ができるといいですね。
そのためにも、入院中はできるだけお昼寝時間を取れるように、面会なども最低限にされることをお勧めします♪
次回は、「欲しがるだけ飲ませましょう」ってほんと?というお話をしたいと思います。
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