授乳によるおこる不快感情
D-MER (ディーマー) という言葉を聞いたことがあるという人も増えてきました。
これは授乳時にお母さんが感じる不快な感情のことです。
イライラしたり、気持ち悪くなったり、気分が落ち込んだりします。
母親なのに、どうしてこんな気持ちになるのかと、自分を責めてしまわれる方もおられます。
ですが、これは、ホルモンの変動が原因と言われています。この不快な感情の揺れが
全員に起こるわけではなく、ある研究では出産女性の9%とも言われています。
また、何人かのD-MER と思われる方にもお会いしてきましたが、
その症状の程度は個人差があります。
体が震えるほど強い不快感の方や、ちょっと気を紛らわせたら治まってくる方、
我慢できるけど、なんとなく嫌な気持ちになる方など。。。
それって、どんな時になるかというと、授乳を始めると、授乳に関係するホルモンが上がったり下がったりするのですが、
それに合わせて起こります。
ですが、毎度毎度そんな不快な気持ちになると、授乳していない時でも、
「あぁ嫌だな。。。また授乳時間がくるわ。」と思ってしまうのも当然です。
それがいつまで続くのか、終わりがあるなら頑張れるという方もおられるかもしれませんが、
継続期間も人それぞれで、3か月程度で感じなくなる方も多いのですが、卒乳までずっと続くという方もおられます。
それはちょっときついですよね。
どのようにやっていきたいかを家族と相談し、専門家に相談してみることもお勧めします。
また、傷ができて授乳ができない場合や、うまく授乳ができない場合、
気持ちが落ちて、やりたくなくなることもあります。
周りに相談すると、それってD-MERじゃない?と言われ、そうなんだと思い込んでいたら、
傷が治ったら気持ちも上がってきた。とか、授乳がうまくいったら、不快でも嫌でもなく落ち着いた。とか。
別の理由のこともあります。
そして、授乳が辛いだけだと思ってたけど、実はほんとにメンタルまで落ちてきて、眠れなくなったり、
何もしなくても涙が出て来たりと、不安定になっていることもあるかもしれません。
産後はホルモンの影響もあり揺れ動くものです。
そして、「もともと心配性なんです。」と仰る方もおられますが、
小さな赤ちゃんと一緒の生活というのは、神経を使いますし、気づかれして当然の時期です。
ちょっとしたことだと思っても、日常が多忙すぎても、周りと繋がる。相談する
ということを、優先事項の上に持ってきていいことと、意識しておいてください。
専門家にしっかりと相談されるのが、一番早いのではないかと思います^^
安心の日々を送れますように。
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。