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あかちゃんとお母さんのための桶谷式母乳育児相談

診療説明


ご出産おめでとうございます!

入院中、退院後の乳房マッサージや授乳指導。
また、
  ・あかちゃんの体重増加やミルク量
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  ・乳房が腫れて痛い
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等、授乳期に関するご相談を承っております。

早めに対応させて頂くことで、改善の一助となればと思いますので、お気軽にお問い合わせ下さい。






2022年1月20日木曜日

乳腺炎を繰り返さないためには(2)

 乳腺炎を繰り返さないためには(2)


みなさま こんにちは


先日乳腺炎についてお話しましたが、

急遽当日にご連絡があって、来院される方で一番多いのは乳腺炎です。


それも乳腺炎になる時期は色々で、授乳をしている限り、母乳が出ている限りは乳腺炎になる可能性はゼロではありません。


産後直後、もしくは入院中に熱が出たり胸が痛くなったりするのは、

効果的に母乳が排出されていない・というのが大きな理由です。


それは、赤ちゃんが直接吸っているのに、母乳がちゃんと出てこないために溜まっているということもあるでしょうし、

赤ちゃんは母乳を飲めているんだけど、それ以上に母乳がつくられて溜まっているという事もあります。


それは、よくよくと赤ちゃんが飲んでいる様子や、授乳前後の胸の様子。搾乳によって出てくる分泌の量など


色々なことから考えていく必要があります。



2,3ヶ月頃乳腺炎になる理由で多いのは、赤ちゃんが良く寝るようになったので夜間授乳の間隔があいてきて、

母乳が溜まってしまうという事です。



赤ちゃんは寝る体力がついてくると、間隔があいてきます。

そこをご自分の母乳分泌をみながら、どう調整していくと良いかが大事になってきます。


例えば昼間も同じように間隔があいているのか(ミルクの使用など)、昼間は頻繁に授乳するけれど

夜間はぐっすりで朝まで寝てしまうのか、など見ていくことは大事です。


また、6ヶ月を過ぎて、補完食(離乳食)がスタートした後も同じ状況に気を付ける必要があります。


食事をしっかり食べるようになると、母乳を飲む回数や量が変化することで溜まってくるということもあります。

また、乳首を引っ張って飲んだり、痛めたりすることで傷ができることも乳腺炎の原因となります。


卒乳の頃になると、ご自分で授乳回数を下げていく時にトラブルになったり、卒乳した後、母乳が残っているものが

乳腺炎を引き起こすこともあります。



ですので、簡単に言うと、「川が流れるように母乳が滞らず、流れていること」がとても重要です。


そして、生活リズムを把握するには、授乳ノートやアプリでのちょっとした記録があると分かりやすいのでお勧めです。


毎日のことなので、忘れてしまうということと、他の方に見てどこのバランスが難しいのか、ミルクをどのくらい

調整するとちょうど良いのかなど、相談する時に客観的でわかりやすいということがあるからです。


無理してまで記録する必要はないと思いますが、何時くらいに授乳してますか? 

夜間はどうされてますか?と言った推移が分かると、とても相談しやすいと思います。



以上、

乳腺炎のお話の続きでした。


ではでは。


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