サブタイトル

あかちゃんとお母さんのための桶谷式母乳育児相談

診療説明


ご出産おめでとうございます!

入院中、退院後の乳房マッサージや授乳指導。
また、
  ・あかちゃんの体重増加やミルク量
  ・直接授乳ができない
  ・乳房が腫れて痛い
  ・断乳

等、授乳期に関するご相談を承っております。

早めに対応させて頂くことで、改善の一助となればと思いますので、お気軽にお問い合わせ下さい。






2024年1月21日日曜日

オンラインメンタルコーチング

 久しぶりの投稿になってしまいましたm(__)m

ここ数年、力を入れたいことがあり、そちらに注力していたので、ブログがおろそかになっていました。すみません・・・。

助産師として仕事をしてきた経験に加え、ずっと幼いころから考えていたことがあります。

それは、家庭、家族という環境についてです。

家族の関係性が、一人の人を形成する上でとても大きいことを感じています。ご自分の家庭を創っていく時、メンタルを整え、作りたい家庭、なりたい自分に一歩ずつなっていく。その過程はとてもすばらしく意義あることだなと思います。

スポーツ界では、メンタルコーチについてもらって心を整え、日々のコツコツした努力ができたり、集中力が発揮できたり、願う方向に努力できることをサポートし、味方となる存在のことです。

また、経営者や、ビジネスマンも自分の持てるパフォーマンスを最大限に発揮するため、メンタルのメンテナンスを継続していることは一つのステータスでもあります。

 今まで助産師として仕事したきたことを生かし、日常生活の中でメンタルを整え、自分がありのままで生きやすくなる、その伴走をさせてもらうのが私が提供するオンラインメンタルコーチングです。

今後ブログやインスタを通して発信していきたいと思います。


 では、メンタルケアにおいて、最初にお伝えしたいのは、ママ自身が無理をしないこと。そして、いろんな助けをたくさん求めていいことということです。

子育てには、どんな事にもかえがたい喜びと同時に、赤ちゃんの都合を優先したり守ってあげたりしないといけないことも多いですよね。

なにせ人の子は未熟で生まれてくるので、どうしても守ってあげることが必要なのです。

それゆえに、子育てには不安があって当然、責任の重圧を感じることがあって当然なのです。ただ、それを一人で担おうと思わないでくださいね。

どうしてもママさんが赤ちゃんと一緒にいる時間が長いので、責任を担いがちになってしまいますが、ご主人と分け合うことをご自分に許してあげてほしいのです。私がやらなきゃと思わず、多様なサービスを使ってください。

それがご家庭が安定・安心することに繋がります。

私がやった方が早いとか、安心する、任せられないといった思いになられる方もいらっしゃるかと思います。

そこのバランスをとっていけるといですよね。そのあたりの話も少しずつ書いていきます。

家庭が安心する場所であること、それが私が一番願うことであり、そのためにママが楽になれることがとても大切なことです。





2022年3月25日金曜日

 春ですね。桜もほころぶ姿に散歩の楽しみも増えました。


そして、この時期は卒乳・断乳シーズンでもありますね。

保育園に入園するためにおっぱい卒業する方も多くいらっしゃいます。


少しずつ成長するお子さんが頼もしくもあり、少し寂しくもある卒乳シーズンです。

3月はご相談も多く、寝かしつけなどで苦労されてる方もいらっしゃいますね。


慣らし保育期間を使って、上手に行っていきましょう。


まずは生活リズムがまだできてないという方は、そこからスタートです。


起きる時間、寝る時間など整えていけるようにサポートしていきます。


授乳リズムをつくっていくことをいつもお話させて頂きますが、

それは離乳食のリズムとも関係していきます。


お子さんの生活習慣にもかかわってくることですね。


生まれてからのお家の習慣が、お子さんの習慣となっていきますので、ご家族の協力も関係してくるかと思いますが、

お子さんのリズムを作っていくことを機会に、ご家族も健康習慣が整えられていけると

とてもいいなと思います。


良い機会となりますよう、サポートさせて頂きます。

お気軽にご相談だけでもおいで下さい。

ではまた。

2022年2月14日月曜日

白斑について


よく乳首の先に白い点のようなものがあって、そこが痛いんです。調べると白斑(はくはん)って

出てきて、頻繁に飲ませるとなくなるって書いてあるので・・・


というお話、とってもよく聞きます。


まず、それがほんとに白斑なのかという判断がとても大事です。

乳口炎といって、炎症が起こっている場合や、腫れている場合、頻繁に授乳することで逆効果になることもあります。


まずは、引っ張って飲まれていたり、ずっと長い時間つぶしながら飲んでいないか。

抱き方含ませ方をしっかり見ていくことが必要です。


乳頭を痛める飲ませ方をしないように、痛くない飲ませ方を知っておくことはとても重要なことです。


そのうえで、保護クリームを塗ったり、硬くなった乳頭をたっぷり保湿して保護してあげましょう。


その際、サランラップを乳頭に張ることは必要ないです。水分で群れて余計に皮膚を弱めることになります。


「唯一母乳が出てくる出口だから、ここを痛めないように使うこと。それが世界一大事だよ。」と教えられてきました。


頻繁に飲ませたら治るというのは、注意が必要です。「痛めないこと」を付け加えたいと思います。


ではでは。

2022年2月8日火曜日

母乳とミルクの混合で育てたい

今日は「混合で育てたいです。」という意向のお母さんたちのお話を書いてみたいと思います。


「出かける時に、預けられるように、母乳とミルクの混合で育てたいんです。」というお声をよく耳にします。


ネットに書いてあったり、子育てママのお話や一人目の体験をもとに、混合ご希望の方が多くなっているんですね。


よくよくお母さん方から、「混合」の意味を聞いていくと、「夜はミルクで昼間は母乳で育てたいです。」という希望や、


逆に、「夜は母乳だけで寝てほしくて、寝る前だけ1回ミルクを足したい。」とか、


「保育園に入る時にミルクが飲めるようにしてあげたい。」など、本当にご家庭によって様々なご希望があります。



多様な生活を送る時代ですので、ニーズも多様化していることを実感しています。


どんな母乳育児をしたいかというのは、どうやったら母乳が出るようになって、どうやったら出なくなるのか。


というしくみを理解しておくことが一番大切です。


それを知ることで、自分の望む母乳育児と照らし合わせて考えられるのではないでしょうか。


一日の母乳とミルクの割合をどうしたいのか、という事を考える時、いつまで母乳育児を続けたいか。ということも


合わせて考えておくことが必要です。


母乳の出方は、授乳間隔がぐっとあいたり、授乳回数が減ると、徐々に分泌が少なくなるというしくみになっています。


特に、最初のスタートがとても大切で、立ち上がりが重要です。


何しろホルモンで母乳は左右されます。


その後は、どれだけ母乳がお胸から取り除けたのかという事が、母乳分泌と深く関わってきます。


訪問の際に、それぞれのニーズに合うやり方や、いつまで続けたいというご希望に沿ったお話ができたらと思います。


そして、早い時期にやり方やしくみを知れば知るほど、ご自分のホルモンを味方につけていけます^^

それから、母乳だけしか飲まないと大変と思う方も多いですが、母乳だけがほんとに楽だと思う方もおられます。

そして、母乳が楽なのは分かっているんだけど、生活を回すためにはミルクを飲んでもらわないと困る

というお声もありますよね。



どれが正解という事はありません。


お母さん方が望んでいた事と、現実のやり方が違ったのか!という事がなるべく少なくなるように、なればいいなと思います!


まずは知ることが最初です^^


「産んだら出ると思ってた~。」というお声や、「お産より苦労するとは・・・」というお声、また、「何の苦労もなかったです。」

というお話の中にあるお気持ちに寄り添いつつ、今日も拝見しています。



ではでは。


2022年2月7日月曜日

保護器の外し方

よく支援を求められることの一つが、保護器を外したいという事です。


保護器を入院中に勧められて使い始める方もおられると思います。


保護器を用いる際は、上手に吸えないから使い始めるということがほとんどです。

まれに乳頭の痛みがあるからと使用する方もいますが、乳頭痛のケアはまた別の所で書きたいと思います。


基本的に赤ちゃんが吸えるようになるまでの移行期間というイメージです。


☆分泌を止めない事☆


お母さんのおっぱいを飲もうとした時、全く出ていないとなかなか吸い付こうという意欲が起きにくいものです。

(例外の赤ちゃんもいますが^^)


ですので、まず大事なのは、分泌をとめないこと。です。


もともと持って生まれた吸い付く反射で飲もうとする姿も見られますが、

吸っても吸ってもなかなか出てこないと、赤ちゃんは力尽きちゃったり、

泣いて仰け反ったりすることも見られるようになるからです。



たまに、どうしてこんなに良いおっぱいで、保護器を使っているのかしら。。。と思う事もあります。

私が拝見する時は、もうすでにお胸の張りが落ち着いていたり、浮腫みが引いたりしていることが多いので、

そう感じるのだと思いますが、保護器を外すタイミングというのもとても大切で、

できるだけ早く外してあげる方が良いです。


生まれて間もない時期は、しっかり起きて吸うということができなかったり、

お胸が張って硬くなると、赤ちゃんの力ではとても吸いにくくなっている場合もあります。

お胸は数日でどんどん変化していきます。




数日経過すると、胸の張りがなくなり、赤ちゃんもしっかり量を飲みたがるようになって、

意外にも保護器いらなかったね。というケースもあります。

その胸の状態にあわせて修正していくことが、よりスムーズな支援に繋がると思います。


☆抱き方と含ませ方のテクニック☆


また、抱き方含ませ方は、ここでもかなり重要な要素になります。

ちゃんと吸えなかった場合、赤ちゃんのお口がおっぱいにちゃんとフィットするかどうかの練習もできないまま退院することも多いです。


そのやり方コツを習得すると、数日で吸えるようになる場合もあります。


☆赤ちゃんの出生体重☆


次に赤ちゃんが生まれた時の体重も左右される要因かと思います。

体重が2キロ代の赤ちゃんと3キロ代の赤ちゃんだと、体格も全然違うし、口の大きさ、吸う力の強さも全然異なります。

もちろん3キロ代に赤ちゃんの方が全てにおいて力強いです。

考慮するべき大切な要素になるかと思います。


☆無理強いをしない☆


赤ちゃんが今まで吸っていたシリコンの保護器、哺乳瓶から、お母さんのおっぱいの感触に

移行する時というのは、この感触何だろうと不思議な感じでなめている子もいれば、

びっくりして仰け反る子もいます。


なだめながらゆっくり慣れることも一つ。吸い方を教えてあげて、

「あっ!ここからミルク出るんだ!」と気づくと、あのぐずりは何だったのかと思うほど、あっけなく吸う赤ちゃんもいます。


ですが、無理強いをし過ぎると、胸に抱っこしただけで、泣くようになる子もいます。

赤ちゃんにもちゃんと意志があって、感じているんだなと思う瞬間でもあります。


もし、抱っこするだけで泣くような様子が見られるようなら、

まず「お母さんの胸の上は気持ちいいい場所だよ。安心する場所はここだよ。」と、教えてあげることからスタートです。


吸えない状態の時に無理をするのは避けましょう。


適切な時期を待つという事も一つの方法ですからね。

焦らず、良い時期に外してあげたいものです^^


ではまた。


2022年2月5日土曜日

助産院移転のクラウドファンディングのお願い(2月末まで)

 今日は、中野区のアウトリーチでお世話になっているしらさぎふれあい助産院の移転についてです。

助産院の移転ご協力のお願い


↑今月末までの応援依頼です。



お母さんと赤ちゃんが尊重される幸せなお産を目指して移転をすることになり、みなさまのご協力を募っています。


産後の日帰りデイケアは1ヶ月500人待ちという大人気の助産院です。


産後の不安な時期を過ごせる場所が一つでも多く作られ、お母さんと赤ちゃんが安心できるところを

増やしていくことは、現代においてとても重要なことだと痛感しています。


孤立を減らし、いい循環を母子関係から、家庭から作っていくこと、

それは助産師が担っていると私は思います。


パワフルな木村院長のプロフィールを読むだけでも、元気になれるのではないかと思います^^


またお近くの方は是非チェックしてみてください。

こんな場所があるんだと知っておくことは安心につながります。



ではでは。


2022年2月3日木曜日

直接母乳を飲めない時は保護器?

母乳外来で保護器を外したいというご相談で見える方がおられます。


保護器(シールド)とは、哺乳瓶の乳首のようなカバーを乳頭にかぶせて

使うものです。


赤ちゃんが吸いやすいようにと使用を勧められて使っていた、もしくは、使用している方もおられるかと思います。


赤ちゃんが母乳をしっかり飲みとれるためには、舌の上に乳首が乗って、しっかりと吸えることが必要になります。


そのため、お口が小さかったり、乳首が短くて、うまく吸えないときなどは、使ってみましょうとなる場合があります。



その時、注意したいことを書いておきます。


☆できるだけ早く外せるようにしましょう。


☆分泌がよい方は乳腺炎に注意しましょう。


☆分泌が上がってこない方は搾乳を平行してみましょう。


あくまでも補助的に使うものなので、赤ちゃんに直接飲んでもらう方がしっかりとした刺激が入ります。


そうすると、分泌が上がってくるという好循環がおきてくるわけです。


また、保護器を使用して吸引圧をかけても、うまく飲めていない乳腺がある場合、母乳が溜まったままになってしまうことがあります。

それは以前にもお話しましたが、乳腺炎のリスクが高くなることにもつながります。


そして、シリコンを介して授乳をすることで、あまり吸われている実感がないなぁという場合は、搾乳をしておく方が良いと思います。刺激が減ってしまうことを防ぐためです。


保護器を外す方法はまた次回に書いてみたいと思います。

ではでは。